近赤外線で見た土星と北半球の巨大嵐 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

近赤外線で見た土星と北半球の巨大嵐

この画像はカッシーニ探査機がとらえた土星です。近赤外線で撮影された12枚の画像を合成して作られた擬似カラー画像になっています。赤とオレンジ色は大気の深部にある雲を示しており、画像上端付近にみられる黄と緑の雲は中間の高度にある雲を示しています。また白と青は高高度の雲やもやを示しています。画像中央を横切る水色の直線はリングです。

土星の北半球では2010年終わり頃から2011年にかけて巨大な嵐が発生しました。画像は2011年1月11日に撮影されたもので、発生してからまだ日が浅い嵐が映っています。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約91万5000kmの距離に位置していました。(参考記事)土星の巨大嵐─出現から消失まで

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal