土星周回軌道投入9日前にカッシーニがとらえた土星のリング | アストロピクス

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土星周回軌道投入9日前にカッシーニがとらえた土星のリング

土星のリングをとらえたこの画像は、カッシーニ探査機が土星の周回軌道に入る9日前に撮影したものです。2004年6月21日、土星から640万kmの距離に位置していたカッシーニ探査機が狭角カメラを用いて撮影しました。

土星のリングは場所によってアルファベットをつけて区分されています。画像で最も明るく見えているのはBリングです。Bリングの内側はCリング、外側はAリングと呼ばれています。AリングとBリングの間は「カッシーニの間隙」と呼ばれていますが、画像を見ると完全な隙間というわけではなくうっすらとリングが見えているのがわかります。

カッシーニ探査機が土星の周回軌道に入ったのは2004年6月30日でした。2017年9月に土星の大気へ突入してミッションを終えるまで、カッシーニ探査機は土星を周回しつつ観測を続けました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal