この画像は、土星探査機カッシーニが撮影したもので、土星のリングとともに衛星が5個、1フレーム内に収められています。
いちばん左に見えている衛星はヤヌス(直径179km)です。細いFリングの側にはパンドラ(81km)があります。中央上部には明るく反射しているエンケラドス(504km)があります。画像の右端に見える大きな衛星はレア(1528km)で、レアの向こうにミマス(396km)が見えています。
画像は、リング平面のすぐ上側から撮影されました。レアとミマスの奥にリングがあり、リングの奥にエンケラドスがあります。
画像は2011年7月29日に、カッシーニ探査機の狭角カメラを使い、可視光(緑の波長)で撮影されたものです。撮影時、カッシーニ探査機はレアから約110万km、エンケラドスからは約180万km離れたところにいました。
こちらは冒頭の画像に色付けしたものです。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute