1970年代、マリナー10号がとらえた水星表面 | アストロピクス

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1970年代、マリナー10号がとらえた水星表面

NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機マリナー10号のデータをもとに作られた水星のモザイク合成画像です。全体的に大小さまざまなクレーターにおおわれているのが分かります。画像上の方には水星の北極が映っています。また画像左端の中央やや上に、水星最大のクレーター「カロリス盆地」の一部が見えています。

マリナー10号は1973年11月3日に打ち上げられました。1974年2月には金星に接近しつつ観測を行いました。また1974年3月と9月、75年3月の3回にわたり水星に接近しつつ観測を行いました。

マリナー10号の探査では、水星全体の半分以下しか観測することができませんでした。水星全体の観測は、2011年に水星の周回軌道に入ったNASAのメッセンジャー探査機によってようやく成し遂げられました。

Image Credit: NASA/JPL

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03104