ズーム可能なカメラで撮影した火星の岩石のパノラマ | アストロピクス

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ズーム可能なカメラで撮影した火星の岩石のパノラマ

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車(ローバー)パーサヴィアランスが撮影した火星の岩石の画像です。着陸66火星日にあたる2021年4月27日に、パーサヴィアランスのマスト(頭部)にあるズーム可能なカメラMastcam-Zを使って撮影されました。21枚の画像をつなぎ合わせて作られたモザイク画像です。

画像全体の幅は約3メートル。1〜2ミリ程度の小石まで見分けることができます。紹介画像は解像度を落としてありますが、オリジナル画像は11,363×4,204ピクセルあります。

パーサヴィアランスはこれまで、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の通信基地局としての役割を果たしたり、飛行を記録したりするなどしてきました。その一方で、着陸場所であるジェゼロ・クレーターの床にある岩石の調査をスタートしました。Mastcam-Zによる地形調査のほか、ロボットアーム先端に取り付けられたカメラ「WATSON」による岩石の撮影なども行われています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Planetary Photojournal