島の風下側に、渦の形をした雲がいくつも並んで現れることがあります。そのような渦は「カルマン渦」と呼ばれます。空気や液体などが物体にさえぎられると、その物体の下流側にカルマン渦はできます。
この動画は2021年5月13日にNOAA(アメリカ海洋大気庁)が公開したもので、さまざまな場所で発生したカルマン渦の動画や静止画が収録されています。映像は2021年5月8日に、NOAAの人工衛星によって観測されたカルマン渦の動画から始まります。済州島など、日本近海で発生したカルマン渦の動画も含まれています。
アストロピクスでは以前、日本近海に現れたカルマン渦の衛星画像を10点紹介する記事を掲載したことがあります。あわせてご覧ください。なお日本付近では冬の時期によく現れます。
Credit: NOAA、NASA Goddard Space Flight Center、CIRA
Additional Imagery: JMA、EUMETSAT、NASA/USGS
Music: “Modular Odyssey,” by Laetitia Frenod [SACEM]; Koka; Universal Production Music
(参照)NOAA