地球観測衛星から見たアメリカ中西部を襲った竜巻の軌跡 | アストロピクス

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地球観測衛星から見たアメリカ中西部を襲った竜巻の軌跡

この画像は、NASA Earth Observatoryの2021年12月14日の「Image of the Day(今日の1枚)」に選ばれた画像で、12月10日の夜にアメリカ中西部を襲った竜巻の通過した跡を地球観測衛星アクアがとらえたものです。黄色い矢印のところに、竜巻の跡がかすかに見えています。

12月10日の竜巻は、アーカンソー州からはじまり、その後数時間にわたってミズーリ州、テネシー州、ケンタッキー州を移動していきました。アメリカ国立気象局(NWS)によると、風速は時速254〜332km(秒速およそ70〜92m)に及び、地上の軌跡は長さ300km、幅は最大1.2kmに及んだとのことです。

こちらの2枚はスオミNPP衛星による画像で、上が2021年12月3日、下が12月12日のものです。夜の街明かりが映っています。12日の画像では、メイフィールドやマレー、ボウリンググリーン周辺で停電が発生しているようすがとらえられています。

Image Credit: NASA’s Earth Observatory

(参照)NASA Earth Observatory