26年前にハッブルが撮影したオメガ星団の中心部 | アストロピクス

26年前にハッブルが撮影したオメガ星団の中心部

この画像は、今から26年前の今日、1997年6月11日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影したものです。球状星団「オメガ星団」の中心部が映っています。

オメガ星団は、地球から約1万7000光年の距離にあります。1000万個ほどの星からなるる、天の川銀河で最大の球状星団です。画像には幅13光年ほどの領域にある約5万個の星が映し出されています。ちなみに、太陽の周辺で同じくらいの範囲にある星は6個ほどしかありません。

オメガ星団にある星はいずれも非常に古く、約120億歳です。太陽と同じくらいの質量の星は、すでに白色矮星となってしまっています。

なおオメガ星団の全体像については次の記事をご覧ください。→「268メガピクセルの巨大カメラでとらえたオメガ・ケンタウリ

Image Credit: NASA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA); Acknowledgment: A. Cool (SFSU)

(参照)Hubblesite