ISSから見た月食(2022年5月)

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、青い地球とISSの太陽電池パネルの間に月が見えています。一見すると大きく欠けた月に見えるかもしれませんが、映っているのは月食中の満月です。月食は、月が地球の影に入ることによって生じます。月の暗い領域は、地球の影に入っている部分なのです。

2022年5月16日(日本時間)、南北アメリカやヨーロッパ、アフリカの一部などで月食が見られました。画像はその際に、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)のサマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士によって撮影されたものです。月がまるで「かくれんぼ」や「いないいないばあ」をしているかのような画像になっています。

なおこのときの月食は、日本では昼間の時間帯で月が出ていなかったため見ることはできませんでした。

Image Credit: ESA-S.Cristoforetti

(参照)ESA