国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年12月5日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年12月5日撮影)

この画像はISS(国際宇宙ステーション)からサハラ砂漠の一部を撮影したものです。画像中央付近に同心円状の構造が見えています。これは「リシャット構造」と呼ばれる地形で、アフリカのモーリタニアにあります。別名「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれています。画像は2022年12月5日に撮影されました。

リシャット構造は直径が40〜50kmほどあります。一見すると隕石衝突によってできたクレーターのように見えます。実際には、隆起した後で風や水によって侵食された形成された地形だと見られています。

リシャット構造は宇宙から見て目立つこともあり、ISSからの定番の撮影スポットの1つとなっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでも何度も紹介してきました。それらの写真の一覧はこちらをご覧ください。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth