三峡ダム建設前と建設中に、ダム周辺の川をとらえた衛星画像 | アストロピクス

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三峡ダム建設前と建設中に、ダム周辺の川をとらえた衛星画像

このところ中国の三峡ダムの水位が上がっていることが話題になっています。今日紹介するのは、その三峡ダムができる前と建築中のダム周辺の長江(揚子江)ようすをとらえた衛星写真です。

1枚目は、1987年4月に地球観測衛星ランドサット5がとらえた画像です。撮影されたのはダムの建設が始まる数年前のことです。一方2枚目は、2006年11月にランドサット7がとらえた画像で、右側に三峡ダムが映っています。三峡ダムの壁が完成した後に撮影されたもので、川を横切る壁が細く見えています。なお三峡ダムは1993年に着工し、2009年に完成しました。

2枚目の画像では水位が上がっていることが分かります。また上流部では支流の水の量が増えていることも見てとれます。

アストロピクスでは以前、2020年6月に撮影された三峡ダム周辺の衛星画像を紹介しました。興味のある方はご覧ください。

NASA image created by Jesse Allen, using Landsat data provided by the University of Maryland’s Global Land Cover Facility. Caption by Michon Scott.

(参照)NASA Earth Observatory