
この画像の中央に映っているのは、すばる望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 748です。NGC 748は、くじら座の方向、1億9000万光年の距離にあります。画像は、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)」でとらえられました。
地球から見て、NGC 748の銀河円盤は斜めを向いており、渦状腕がくっきりと見えています。銀河の中央付近の赤みを帯びた色は年老いた星によるもので、周辺部の青色は若い星が多いことを示しています。
すばる望遠鏡は、ハワイ島のマウナケア山頂付近に設置されている口径8.2mの巨大望遠鏡です。画像は、すばる望遠鏡のウェブサイトで2025年5月21日に公開されました。
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Image Credit: 国立天文台;画像提供:田中賢幸
(参照)すばる望遠鏡