19世紀に発見された「ロバートの四つ子」銀河 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

19世紀に発見された「ロバートの四つ子」銀河

「ロバートの四つ子」と呼ばれる銀河のグループ。ほうおう座の方向、1億5000万光年の距離にあります。ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影されました。

ロバートの四つ子はNGC 87(右上)、NGC 88(中央)、NGC 89(中央下)、NGC 92(左)という四つの銀河で構成されています。1830年代にイギリスの天文学者ジョン・ハーシェルによって発見されました。

右上のNGC 87は、天の川銀河の伴銀河であるマゼラン雲に似た不規則銀河です。中央のNGC 88とその下のNGC 89は渦巻銀河で、左のNGC 92は形のゆがんだ渦巻銀河です。NGC 92の渦状腕の1つは他の銀河との相互作用のために約10万光年も伸びています。その伸びた腕には大量の塵が含まれています。

2008年1月14日にリリースされた、ESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESO

(参照)ESO