銀河円盤を真横から見た渦巻銀河NGC 5301 すばる望遠鏡が撮影 | アストロピクス

銀河円盤を真横から見た渦巻銀河NGC 5301 すばる望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、すばる望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 5301です。NGC 5301は、りょうけん座の方向、地球から7000万光年の距離にあります。画像は、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)」でとらえられました。

NGC 5301の銀河円盤は地球に対して真横を向いており、円盤全体にダストレーン(暗黒帯)が広がっています。真横を向いた銀河は「エッジオン銀河」とも呼ばれます。地球にいたまま一つの銀河を異なる角度から見ることはできません。そのためさまざまな向きの銀河を観測して比較することが銀河の構造を理解するうえで重要とのことです。

すばる望遠鏡は、ハワイ島のマウナケア山頂付近に設置されている口径8.2mの巨大望遠鏡です。画像は、すばる望遠鏡のウェブサイトで2025年10月23日に公開されました。

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Image Credit: 国立天文台;画像提供:田中賢幸

(参照)すばる望遠鏡