ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 4517。銀河の一部を撮影したもので、銀河中心は映っていません。NGC 4517は、おとめ座の方向、約4000万光年の距離にあります。全体的に暗い塵が存在しており、ところどころに青い星々が輝いているのが映っています。
画像中央右上にみられる大きく明るい星は、私たちの住む銀河系内に存在している星です。1784年にイギリスの天文学者ウイリアム・ハーシェルがNGC 4517を発見したのですが、その当時NGC 4517は、明るい星の下にぼんやりとみえていただけでした。このハッブル宇宙望遠鏡の画像では、NGC 4517の周囲に、より遠方にある銀河もたくさん映し出されています。
2013年7月29日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA
Acknowledgement: Gilles Chapdelaine