ハッブル望遠鏡がとらえた、がか座の渦巻銀河NGC 1803 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた、がか座の渦巻銀河NGC 1803

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 1803。がか座の方向、約2億光年の距離にあります。近くにあるレンズ状銀河PGC 16720(画像には映っていません)とペアをなしています。

NGC 1803は、1834年にイギリスの天文学者ジョン・ハーシェルによって発見されました。

ジョン・ハーシェルの父、ウィリアム・ハーシェルは、天王星を発見したり、赤外線放射を発見したりするなど、数多くの業績を上げた高名な天文学者です。ウェイリアム・ハーシェルは妹(ジョンの叔母)のカロラインの助けを得ながら「星雲カタログ」を作成しました。ジョン・ハーシェルは、その星雲カタログをもとに、5079個の星雲や星団を含む「星雲と星団の一般カタログ(General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars(略称はGC)」を作りました。

NGC 1803の名にもついている「NGC」とは、ジョン・ハーシェルのGCを拡張してジョン・ドライヤーが作った「星雲と星団の新一般カタログ(New General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars)」の頭文字3つを取ったものです。

画像は2020年1月13日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Bellini et al.

https://www.spacetelescope.org/images/potw2002a/