先日アストロピクスで、1月18日(日本時間19日)に地球へ接近する直径約1kmの小惑星の記事を掲載しましたが、今回はNASA(アメリカ航空宇宙局)/JPL(ジェット推進研究所)のCNEOS(地球近傍天体研究センター)で公開されている情報をもとに、今日以降、2022年末までに地球へ接近する小惑星のうち、地球〜月の間の距離の5倍以内まで接近する小惑星を紹介します。なお紹介する小惑星は現在すでに発見されているものだけで、今後新たに発見される可能性があります。
天体 | 月日 | 距離 | 直径 |
(2022 AE6) | 1月20日 | 4.7 | 20〜45m |
(2018 CW2) | 2月18日 | 2.23 | 18〜41m |
(2020 DC) | 3月6日 | 3.87 | 12〜27m |
(2016 FZ12) | 3月19日 | 2.15 | 12〜27m |
(2020 SQ) | 3月21日 | 2.78 | 9.1〜20m |
(2019 JE) | 5月11日 | 4.91 | 15〜34m |
(2012 UX68) | 5月15日 | 2.74 | 40〜90m |
(2021 KO2) | 5月30日 | 3.08 | 6.6〜15m |
(2020 TO2) | 10月15日 | 1.39 | 14〜31m |
(2004 UT1) | 10月29日 | 3.95 | 13〜28m |
(2020 WD) | 11月8日 | 3.00 | 6.1〜14m |
(2018 WH) | 11月16日 | 2.49 | 2.9〜6.5m |
(2005 LW3) | 11月23日 | 2.97 | 130〜280m |
(2019 XY) | 12月10日 | 3.54 | 7.0〜16m |
(2015 RN35) | 12月15日 | 1.78 | 64〜140m |
(2013 YA14) | 12月25日 | 2.69 | 51〜110m |
(2010 XC15) | 12月27日 | 2.01 | 140〜310m |
上のリストで、距離は地球〜月の間の距離(約38万4400km)の何倍かを示しています。地球に最も接近するのは10月15日の(2020 TO2)で、最接近時の距離は月までの距離の1.39倍(約53万km)になります。今のところ、月軌道より近づくものは見つかっていません。最も大きな天体は、12月27日に接近する直径140〜310mの(2010 XC15)です。
今後、天体の情報が更新されたり、新たな天体が発見されたりする可能性がありますので、最新情報については参照先のCNEOSをご覧ください。
Image credit: NASA/JPL-Caltech
(参照)CNEOS