ESOのVLTサーベイ望遠鏡と天の川 | アストロピクス

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ESOのVLTサーベイ望遠鏡と天の川

天の川とともに、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)のドームが映っています。

VSTは2011年6月にファーストライトを迎えて以来、昨年、10周年を迎えました。南米チリのESOパラナル天文台にあり、VLT(超大型望遠鏡)とともに設置されています。VSTにも「VLT」の名が含まれていますが、二つの望遠鏡は全く異なる目的のために作られました。VSTは空の狭い領域を詳細に観測するのではなく、コンスタントに広い範囲を観測して、近くの星から遠くの銀河まで、天体のマッピングとカタログ化を行います。

VSTで撮影された美しい天体画像は、オリオン星雲さんかく座銀河M33、星形成領域シャープレス29など、アストロピクスでもこれまで何枚も紹介してきました。

夜空には、はくちょう座の星々などが見えています。ドームのすぐ上にある赤い領域は、北アメリカ星雲やペリカン星雲で、その左にある明るい星はデネブです。

画像は2022年1月17日にリリースされた、ESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/M. Zamani

(参照)ESO