2022年1月19日(日本時間)、直径約1kmの小惑星「7482(1994 PC1)」が、地球から約198万kmの距離まで接近します。月までの距離は約38万4400kmですから、その距離の5.15倍のところを通過することになります。
7482(1994 PC1)は1994年に発見された地球近傍小惑星です。約572日(約1年7か月)で太陽の周りを公転しています。近日点(太陽に最も近づく点)は0.904au、遠日点(太陽から最も遠ざかる点)は1.793auで、軌道面は黄道面に対して約33.5度傾いています。自転周期は2.5999時間です。
19日に最接近する時刻は、日本時間の6時50分ごろになると見られています。NASA(アメリカ航空宇宙局)/JPL(ジェット推進研究所)のデータによれば、少なくとも今後200年間は、7482(1994 PC1)が地球に衝突することはありません。今回1月19日の接近が、今後200年間で地球に最も接近することになります。なお7482(1994 PC1)は1933年7月3日に、地球から約112万kmまで接近したことがあります。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech