火星探査車パーサヴィアランスがとらえた、デルタの上にあるクレーター

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスは現在、火星のジェゼロ・クレーター内にあるデルタ(三角州)の上で移動しながら探査を進めています。画像に映っているのは、デルタの上にある直径約0.9kmの「ベルバ(Belva)・クレーター」です。

パーサヴィアランスは2023年4月22日(772火星日)、ベルバ・クレーターの縁のすぐ西側、科学チームが「エコー・クリーク(Echo Creek)」と呼んでいる場所にとどまりつつ、このクレーターの画像を撮影しました。

クレーターには露出した複数の岩盤や、急傾斜している堆積物層などが見られます。これらは、かつてジェゼロ・クレーターが湖だったころに、そこへ流れ込む川によって堆積した堆積物でできた砂州の存在を示している可能性があります。また手前側にみられる大きな岩は、隕石衝突によって露出した岩盤の塊か、河川によって運ばれてきたものではないかと考えられています。

こちらは、冒頭の画像の中央付近を拡大表示したものです。

こちらは着陸以来のパーサヴィアランスの移動経路です。パーサヴィアランスは矢印の位置から冒頭の画像を撮影しました。(参考記事)火星探査車パーサヴィアランスの現在地と移動経路を示すマップ

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Mars Exploration Program