ハッブル望遠鏡が赤外線でとらえたカリーナ星雲の中心付近 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

ハッブル望遠鏡が赤外線でとらえたカリーナ星雲の中心付近

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡がカリーナ星雲の一部をとらえたものです。カリーナ星雲は、りゅうこつ座の方向、約7500光年の距離にある、ガスと塵からなる巨大な星雲です。そこには太陽の50〜100倍の質量をもつ大質量星が、少なくとも10数個存在しています。星の誕生と死が同時進行しているダイナミックな星雲です。

この画像には、ガスが比較的薄い領域にある星雲の中心付近のごく一部が映し出されています。画像は、星々を取り囲む濃い塵やガスによって散乱されない赤外線で撮影されました。

Credits: NASA, ESA, A. Kraus (University of Texas at Austin), and ESO; Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)
Credits: NASA, ESA, A. Kraus (University of Texas at Austin), and ESO; Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

カリーナ星雲は、全体としては300光年ほどの広がりがあります。右上に表示されている画像の白枠内が、今回紹介したハッブルの画像の範囲です。なお右上の画像の全体像はこちらの記事をご覧ください。

画像は2022年12月14日にNASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで紹介されました。

Main Image Credit: NASA, ESA, and A. Kraus (University of Texas at Austin); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA