アンドロメダ銀河の渦状腕にある赤く輝く星形成領域をハッブル望遠鏡がとらえた

これらの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡がアンドロメダ銀河(M31)の渦状腕の一部をとらえたものです。

アンドロメダ銀河は、約250万光年離れたところにある大きな渦巻銀河です。大きな銀河としては私たちがすむ天の川銀河に最も近い銀河で、直径は15万2000光年、質量は天の川銀河とほぼ同じです。20億〜40億年後には天の川銀河と衝突すると考えられています。

画像はどちらも、アンドロメダ銀河の北東側の渦状腕の一部を撮影したもので、電離したガスが赤く輝いているのが映っています。このような領域はしばしば、星形成が最近あったことを示しています。星形成や超新星が組み合わさって、周囲の水素ガスを電離する環境が生まれ、赤く輝く領域が形成されます。

画像は2024年8月30日に、NASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで公開されました。

Image Credit: NASA, ESA, M. Boyer (Space Telescope Science Institute), and J. Dalcanton (University of Washington); Image Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA