ジュノー探査機がとらえた、木星に落ちる衛星イオの影

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーが、木星の表面に落ちる衛星イオの影をとらえた画像です。

影の幅は約3600kmで、イオの幅とほぼ同じです。画像を見ると、イオの影が木星に対して非常に大きな印象を受けるかもしれません。たしかにイオは、木星の衛星の中では比較的大きな天体です。とはいえ木星は赤道半径6万9911kmと非常に大きな惑星で、木星と比べればイオのサイズは非常に小さなものです。

画像は、ジュノーが木星にかなり接近した時に撮影したもので、木星の赤道付近のごく一部の領域が映し出されています。そのためイオの影が非常に大きく見えているのです。

上の画像は、ジュノーが22回目の木星への最接近を行なった2019年9月11日に撮影されたものです。“市民科学者”のKevin M. Gill氏がジュノーカムのデータをもとに作成しました。

Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by Kevin M. Gill, © CC BY 3.0

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA23437

参考のために、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた木星とイオの画像を紹介します。イオの影が木星表面に落ちており、木星とイオ、その影の大きさの関係が分かるかと思います。また、こちらの過去記事の映像でも、木星とイオ、イオの影の大きさの関係が分かりますので、興味のある方はご覧ください。

Image Credit: J. Spencer (Lowell Observatory), and NASA/ESA

https://www.spacetelescope.org/images/opo9630a/