ジュノー探査機がフライバイ時にとらえた木星の衛星エウロパ | アストロピクス

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ジュノー探査機がフライバイ時にとらえた木星の衛星エウロパ

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーは、2022年9月29日に木星の衛星エウロパでフライバイを行いました。画像はその際に探査機のカメラ「ジュノーカム」で撮影されたエウロパです。

フライバイの際、ジュノーカムによる可視光画像は4枚撮影されました。冒頭の画像は、そのうち2、3、4枚目の画像を合成したものです。4枚目の画像の視点から見たものになっています。左が北です。

地球の月と同様、エウロパはつねに同じ面を木星へ向けています。画像に映っているのは、木星に向いている面です。エウロパ表面には数多くの亀裂や尾根などが見られますが、約9000万年以上前の地形は残っていません。

ジュノーカムのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。この画像は市民科学者のKevin M. Gill氏が、ジュノーカムの生データ(raw data)をもとに作成したものです。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing: Kevin M. Gill CC BY 3.0

(参照)Planetary Photojournal