VLT(超大型望遠鏡)「Antu」と天の川をとらえた14,813×10,912ピクセルの大画像 | アストロピクス

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VLT(超大型望遠鏡)「Antu」と天の川をとらえた14,813×10,912ピクセルの大画像

南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)のパラナル天文台の夜空です。画像中央に、ESOのVLT(超大型望遠鏡)の一つ「Antu」があり、その右側にきらめく星と明るいガス、暗い塵からなる天の川が流れています。右側にあるやや小さな施設は補助望遠鏡(Auxiliary Telescope)です。なお「Antu」とは、チリの先住民族の言葉で「太陽」を意味します。

画像左側で最も明るく輝いている星は木星です。VLTのドームのすぐ左上には、うしかい座のアークトゥルスが映っています。その上の方に見える明るい青い星は、おとめ座のスピカ。画像右上の天の川の中に見える二つの明るい星は、ケンタウルス座のα星(下)とβ星(上)です。地平線近くの空には大気光がうっすらと緑色に輝いています。

2020年8月31日にリリースされたESO(ヨーロッパ南天天文台)の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

なお、ここで紹介している画像は低解像度のものです。オリジナルの画像ファイルは14,813×10,912ピクセルあり、ファイルサイズは924.9MBにもなります。この画像を紹介しているESOのウェブページでは、ピンチアウト・インなどによって画像をスムーズに拡大・縮小しながら鑑賞できるページが用意されています。興味のある方は、リンク先のページから「Zoomable」のページへ飛んでみてください(念のためWi-Fi環境が良いかもしれません)。

Image Credit: ESO/P. Horálek

(参照)ESO