ろくぶんぎ座のレンズ状銀河NGC 3156 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

ろくぶんぎ座のレンズ状銀河NGC 3156 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたレンズ状銀河NGC 3156です。銀河の中央部が非常に明るく、外へ行くに従い暗くなっています。銀河円盤を横切る暗い塵の帯も映っています。レンズ状銀河は、渦巻銀河と楕円銀河の中間のタイプの銀河で、銀河円盤はあるものの、はっきりとした渦状腕はありません。

NGC 3156は、ろくぶんぎ座の方向、約7300万光年の距離にあります。「ろくぶんぎ(六分儀)」とは、星などの天体の高度を計測する機器です。航海用としては18世紀に開発されましたが、天体観測用としてはそれ以前から使われていました。円を6分の1に切ったような形をしていることから、名前がつけられました。

画像は、ハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)とWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年9月11日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Sharples, S. Kaviraj, W. Keel

(参照)ESA/Hubble