直列する銀河とともに映る相互作用銀河「Arp-Madore 2105-332」 | アストロピクス

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直列する銀河とともに映る相互作用銀河「Arp-Madore 2105-332」

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、左右に並ぶ2つの銀河のペアが映っています。これらの相互作用銀河はまとめて「Arp-Madore 2105-332」と呼ばれています。

左の銀河は「2MASX J21080752-3314337」、右の銀河は「2MASX J21080362-3313196」と呼ばれています。長ったらしい名称のように思われるかもしれませんが、これらの文字列は天体の位置を特定するための赤経(Right Ascension)、赤緯(Declination)を表しています。

どちらの銀河も「輝線銀河」として知られています。これは分光計で観測すると、銀河のスペクトルが輝線として知られる特徴的な明るいピークを示すことを意味します。輝線はガスが非常に高温のときに発生するもので、輝線銀河では星形成が活発である可能性があります。

なお、左の銀河の下側にはいくつかの銀河が並んで映っています。それらの銀河はすべて、Arp-Madore 2105-332とは関係ないもので、偶然、その位置に直列して並んでみえているだけです。

画像はハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影した画像に、地上望遠鏡で得られた色情報を加えたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年12月11日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Dalcanton
Acknowledgement: L. Shatz

(参照)ESA/Hubble