巨大楕円銀河のまわりに集う大量の銀河の群れ

うしかい座の方向、50億光年の距離にある銀河団MACSJ1423.8+2404をハッブル宇宙望遠鏡がとらえた画像です。

中央で明るく見えている超巨大な楕円銀河は、この銀河団の中心的な銀河です。その周囲に大量の銀河が映し出されており、まるで街灯の周囲を飛び交う蛾(が)のようにも見えます。楕円銀河や渦巻銀河など、その形はさまざまです。画像をよく見ると、銀河団の重力レンズ効果によって引き延ばされた遠方銀河と思われる像も映っています。

2010年11月22日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble and NASA

(参照)ESA/Hubble