ハッブル望遠鏡がとらえた、うお座の棒渦巻銀河NGC 7541 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた、うお座の棒渦巻銀河NGC 7541

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 7541。うお座の方向、1億1000万光年の距離にあり、近くにある銀河NGC 7537(画像には映っていません)とペアをなしています。

NGC 7541は中央部に棒状の構造を持つ棒渦巻銀河です。棒状の構造は珍しいものではなく、私たちの住む天の川銀河も含め、渦巻銀河の3分の2は棒渦巻銀河だと考えられています。そのような“棒”は、星の形成や活動銀河核などに関連しているとみられています。

NGC 7541では通常よりも星形成の割合が高いことが観測されており、銀河の“棒”が星のゆりかごの役割を果たし、新たな星を生み出し育てるのに必要な材料などを内側に囲い込んで送り込むとする理論を後押ししています。

画像は2020年1月27日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Riess et al.

https://www.spacetelescope.org/images/potw2004a/