火星探査車オポチュニティが撮影した「ルノホート2クレーター」 | アストロピクス

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火星探査車オポチュニティが撮影した「ルノホート2クレーター」

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車オポチュニティが2014年4月24日(3644火星日)に撮影したもので、「ルノホート2クレーター」と呼ばれる直径6mのクレーターが映っています。ルノホート2クレーターは、火星のエンデバー・クレーターの西縁の「ソランダーポイント(Solander Point)」と呼ばれる場所の南にあります。

クレーターの名前は、1973年1月に月に着陸した、旧ソ連の探査車ルノホート2号にちなんだものです。オポチュニティはミッション終了までに45km以上の距離を移動しました。これは当時、地球以外の天体で車輪を使った最長移動距離の新記録でしたが、それ以前の記録保持者がルノホート2号でした。ルノホート2号は当初の公式記録では月面を37km移動したとされていましたが、2013年になって42kmを移動していたことが判明したとの発表がありました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell/Arizona State Univ.

(参照)Planetary Photojournal