ルーシー探査機が1億kmの距離から月食を観測! | アストロピクス

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ルーシー探査機が1億kmの距離から月食を観測!

木星のトロヤ群小惑星の探査を目指し航行中のNASA(アメリカ航空宇宙局)のルーシー探査機が、約1億km離れたところから2022年5月16日(日本時間)に起きた月食の観測に成功しました。観測は観測機器の較正の一環として行われました。

動画では左に地球、右に月が表示されており、月が地球の影に入って見えなくなるようすが映し出されています。また地球は時間とともに回転しているのが分かります。10時40分から13時30分の約3時間のようすを動画にしたものです。なお月は見えやすくするため明るさを6倍強調しています。

2021年10月16日に打ち上げられたルーシー探査機は現在、2022年10月のフライバイのために地球に向かっているところです。2024年12月にもう1度、地球でフライバイを行ったあとで木星軌道へ向かいます。

(参考記事)木星のトロヤ群小惑星を目指す探査機ルーシー

Image Credit: NASA/Goddard/APL/SwRI

(参照)NASASwRI