国際宇宙ステーションから見たサハラ砂漠に残る「アオルンガ・クレーター」 | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見たサハラ砂漠に残る「アオルンガ・クレーター」

この画像はISS(国際宇宙ステーション)からサハラ砂漠を撮影したものです。アフリカ、チャド北部にある「アオルンガ・クレーター」と呼ばれる衝突クレーターが映っています。2023年2月12日に撮影されました。

このクレーターは、約3億7000万〜3億4500万年前に隕石衝突によって形成されたとみられています。直径約12.6kmで、同心円状の構造をしています。3億4500万年前は、恐竜が生息していた中生代より前の古生代の時代です。

アオルンガ・クレーターは、1回の衝突現象によってできた3つのクレーターのうちの1つである可能性があり、残りの2つのクレーターは砂漠に埋もれているとみられています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth