標高4200mから見た、雲の上に伸びる青と赤の発光現象

ハワイ島、標高約4200mのマウナケア山頂で、壮大な光のショーがとらえられました。この画像はジェミニ北望遠鏡にある、空の状況をモニタリングするためのクラウドカメラ(雲カメラ)で撮影されたものです。画像右側に雲の頂部から、青と赤の光が上に向かって伸びています。

これらは「ブルージェット」と「レッドスプライト」と呼ばれる現象です。どちら雷雲上空の高層大気に現れる放電発光現象です。雷は雲から地上に向かって落ちてきますが、これらの放電発光現象は上に向かっていきます。

画像はNSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年2月24日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/A. Smith

(参照)NOIRLab