国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年6月1日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年6月1日撮影)

この写真は、アフリカのサハラ砂漠の一部をISS(国際宇宙ステーション)から撮影したものです。中央付近に見える同心円状の地形は「リシャット構造」と呼ばれており、アフリカのモーリタニアにあります。サハラ砂漠にあることから「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれています。写真は2022年6月1日に撮影されました。

リシャット構造の直径は40〜50kmほどあります。円形をしていることから衝突クレーターのようにも見えますが、実際にはクレーターではありません。隆起したのちに水や風によって侵食されてできた地形だと考えられています。

リシャット構造は、ISSから撮影される定番スポットの1つになっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでも何度か紹介してきました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth