宇宙から見た台風10号ハイシェン(9月4日午後10時20分) | アストロピクス

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宇宙から見た台風10号ハイシェン(9月4日午後10時20分)

台風10号(ハイシェン)が九州、沖縄地方に近づきつつあります。この画像は2020年9月4日午後10時20分に、NASA(アメリカ航空宇宙局)の地球観測衛星テラがとらえた台風10号です。赤外線でとらえた雲の画像を、「Black Marble」と呼ばれる都市の明かりの画像の上に重ね合わせて表示しています。台風の目が非常にくっきりと見えています。

こちらは2020年9月3日の海面水温を示したものです。NASAやNOAA(アメリカ海洋大気庁)、各国の衛星などから得た測定値と、船舶やブイなどの観測を組み合わせて作られました。広い範囲にわたり海面水温が高くなっているのが分かります。海面水温が高いほど大気中の水蒸気も多くなり、台風が発達しやすいといわれています。

こちらは上の2枚の画像を重ね合わせたものです。

NASA Earth Observatory images by Joshua Stevens, using MODIS data from NASA EOSDIS/LANCE and GIBS/Worldview, Black Marble data from NASA/GSFC, and data from the Multiscale Ultrahigh Resolution (MUR) project. Story by Kathryn Hansen.

(参照)NASA Earth Observatory