チャンドラとハッブルでとらえた星団NGC 1929と星雲LHA 120-N 44 | アストロピクス

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チャンドラとハッブルでとらえた星団NGC 1929と星雲LHA 120-N 44

2019年10月30日、チャンドラX線望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の画像を合成した天体画像が6点、公開されました。それらの画像は、ジュディ・シュミット氏によって作成されたもので、いずれもかじき座の方向、約16万光年の距離にある大マゼラン銀河にある天体です。

上の画像はそのうちの1つで、散開星団NGC 1929とそのまわりのLHA 120-N 44という星雲をとらえたものです。

こちらはハッブルの画像です。星雲のガスと塵が見えています。若い星々から吹き出す恒星風のために、「スーパーバブル」と呼ばれる泡のような構造ができています。

こちらはチャンドラの画像で、高温のガスがX線でとらえられています。冒頭の画像のようにハッブルの画像と重ねると、泡のような構造の中に高温ガスが存在していることが分かります。

Image Credit: Enhanced Image by Judy Schmidt (CC BY-NC-SA) based on images provided courtesy of NASA/CXC/SAO & NASA/STScI.

https://chandra.harvard.edu/photo/2019/archives/