地球から71光年の距離にある赤色矮星K2-415を約4日で公転する、地球とほぼ同じ大きさの惑星K2-415bが発見されました。
アストロバイオロジーセンターの研究者などからなる研究チームは、2018年まで稼働していたNASA(アメリカ航空宇宙局)の系外惑星探索衛星ケプラー望遠鏡によるトランジット(恒星の手前を惑星が通過した時の明るさの変化を観測する方法)のデータを解析し、惑星候補を発見しました。その後、すばる望遠鏡などで追観測を実施し、その惑星候補が地球の1.02倍の半径と約100〜140℃の表面温度をもつ惑星であることを確認しました。K2-415bは、ケプラーの後継機TESSのデータからも独立に検出されています。
低温の赤色矮星を公転する地球型惑星の大気や軌道は、観測例が少なくよくわかっていません。K2-415bは地球に近いことから、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測も期待されます。【1分で読む宇宙ニュース】
Image Credit: アストロバイオロジーセンター
(参照)アストロバイオロジーセンター