巨大ガス惑星は、若い星を取り囲む円盤から形成されます。まず岩や氷などの固体コアが形成され、コアが十分に大きくなるとまわりにガスを引きつけて巨大ガス惑星となります。小質量の星は円盤の質量も小さく巨大ガス惑星が形成されないと見られています。
イギリスのUCL(University College London)とウォーリック大学の研究チームが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽系外惑星探索衛星TESSの観測データから9万1306個の低質量星を調べたところ、巨大ガス惑星に対応する明るさの落ち込みが15例見つかりました。その後、5例が惑星であることが確認され、そのうちの1つは太陽の20%の質量の星を周回していました。これは現在の惑星形成論と矛盾するとのことです。【1分で読む宇宙ニュース】
Image Credit: University of Warwick/Mark Garlick
(参照)UCL News