ジュノー探査機がとらえた木星の大赤斑のクローズアップ

木星の南半球には「大赤斑」と呼ばれる高気圧性の巨大な渦があります。その大きさは地球が丸ごと1個入ってしまうほど。この画像は、その大赤斑をNASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえたものです。

画像は2017年7月10日、ジュノー探査機が7回目の木星最接近(PJ7)を行った際に撮影されました。画像はジュノー探査機に搭載されているカメラ「ジュノーカム」のデータをもとに、市民科学者のKevin Gill氏が作成しました。画像撮影時、ジューノー探査機は木星の雲頂から9866kmの距離のところを飛行していました。

画像の撮影当時、ジュノー探査機は53日間で木星を1周していました。ジュノー探査機は木星に最接近するたびにジュノーカムで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

Image Credit: Enhanced image by Kevin M. Gill (CC-BY) based on images provided courtesy of NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS.

(参照)Planetary Photojournal