木星にあらわれた“巨大な目” 〜 大赤斑に落ちたガニメデの影 | アストロピクス

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木星にあらわれた“巨大な目” 〜 大赤斑に落ちたガニメデの影

2014年4月21日、ハッブル宇宙望遠鏡で木星を観測中、衛星ガニメデの影が、木星の大赤斑の中心を横切りました。画像はそのときのものです。幅1万6000kmの目(大赤斑)に瞳孔があるかのように見えています。

ガニメデは木星最大の衛星で、太陽系全体を見渡してみても、衛星としては最大の天体です。惑星である水星よりも大きく、水星が半径約2440kmであるのに対してガニメデは約2631kmあります。

木星にはガニメデを含めて「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つの主な衛星がありますが、それらのガリレオ衛星の影は、木星面を定期的に横切ります。

Image Credit: NASA, ESA, and A. Simon (Goddard Space Flight Center);
Acknowledgment: C. Go and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

https://hubblesite.org/contents/media/images/2014/31/3388-Image.html