ジュノー探査機が見た木星の大赤斑。肉眼で見るとこんな色!? | アストロピクス

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ジュノー探査機が見た木星の大赤斑。肉眼で見るとこんな色!?

この画像は、木星の南半球にある巨大な渦「大赤斑」周辺を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえたものです。大赤斑は、地球がまるごと1個入ってしまうほどの大きさをもつ高気圧性の渦です。この画像では、大赤斑とその周辺の荒れ狂う大気のようすが、人間が肉眼で見た時のような自然な色合いで再現されています。

この画像は、ジュノー探査機が7回目の木星接近を行った2017年7月10日に撮影された画像を処理して作成されたものです。画像の撮影時、ジュノー探査機は木星の南緯32.6度の上空、雲頂から約1万3917kmに位置していました。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。この画像は市民科学者のBjörn Jónsson氏が、ジュノーカムのデータをもとに作成したものです。

Image Credit: Enhanced image by Björn Jónsson (CC-NC-SA) based on images provided courtesy of NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS.

(参照)Planetary Photojournal