ジュノー探査機が捉えた木星の低気圧の渦 | アストロピクス

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ジュノー探査機が捉えた木星の低気圧の渦

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーが捉えた、木星の低気圧の渦です。木星の雲が怪しく渦巻いている様子が映っています。ところどころに「ポップアップ雲」と呼ばれる明るく白い雲の雲頂が見えています。

この画像は2019年2月12日に撮影されました。撮影時、ジュノー探査機は木星の北緯約44度の上空、雲頂から約8000kmの位置にいました。画像が撮影された当時、ジュノー探査機は53日間で木星を1周する軌道をまわっていました。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。この画像は市民科学者のGerald Eichstädt氏とSeán Doran氏が、ジュノーカムのデータをもとに作成したものです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstadt/Sean Doran © CC NC SA

(参照)Planetary Photojournal