ジュノー探査機がとらえた木星の衛星エウロパのクローズアップ | アストロピクス

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ジュノー探査機がとらえた木星の衛星エウロパのクローズアップ

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーが、搭載するカメラ「ジュノーカム」で木星の衛星エウロパの表面をとらえたものです。2022年9月29日、ジュノー探査機がエウロパに接近した際に撮影されました。

1990年代後半から2000年代にかけて、NASAの木星探査機ガリレオは木星を周回しつつ衛星エウロパの観測も行いました。その際、ガリレオ探査機はエウロパ表面の大部分を1ピクセルあたり1kmより高い解像度でマッピングしました。ただ低解像度でしかマッピングされなかった領域もあり、冒頭の画像は、そのような領域の1つをとらえています。画像には、亀裂や尾根、帯状の地形がはっきりと映し出されています。それらの地形が交差する場所をみることで、地形の新旧を調べることができます。

画像は、ジュノーカムのデータをもとに、アメリカ、月惑星研究所のPaul Schenk氏が処理して作成したものです。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing: Paul Schenk CC BY 3.0

(参照)Planetary Photojournal