木星の衛星ガニメデの改良バージョン画像が公開された | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

木星の衛星ガニメデの改良バージョン画像が公開された

この画像に映っているのは、木星の衛星ガニメデです。NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーが2021年6月7日に34回目の木星最接近を行なった際に、ジュノーに搭載されたカメラ「ジュノーカム」によって取得されたものです。

6月7日の最接近の際には、ジュノー探査機はガニメデの表面から1038kmまで接近しました。そのときのデータをもとにしたガニメデの画像は以前公開されたことがあり、その改良版が上の画像です。オリジナルのジュノーカム画像では欠落していた画像上部は、追加画像を用いて再構成されています。画像右側に明るく見えているクレーターは「トロス・クレーター」です。トロスとはギリシア神話でガニメデの父の名。

ガニメデは木星の衛星の中で最大であり、太陽系全体で見ても衛星としては最大です。赤道半径が2631.2kmあり、惑星である水星(半径2439.7km)よりも大きな天体です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kalleheikki Kannisto © CC BY

(参照)Planetary Photojournal