着陸機インサイトがとらえた火星の日の出と日没 | アストロピクス

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着陸機インサイトがとらえた火星の日の出と日没

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星着陸機インサイトが撮影したもので、火星の日の出がとらえられています。インサイトの火星着陸から1198火星日、2022年4月10日に撮影されました。

こちらは冒頭の画像の前後に撮影された画像を含めて動画にしたものです。火星の現地の朝5時半ごろに撮影されたもので、最初の画像から最後の画像まで、6分間ほどの様子が映っています。

こちらは同じ日の夕方17時15分ごろ、日没の様子をインサイトがとらえたものです。最初から最後の画像までの時間は5分半ほど。

いずれの画像も、インサイトのロボットアームに取り付けられている「IDC」というカメラで撮影されました。IDCはロボットアームの途中に設置されているため、画像の上部にはアーム先端の機器が映っています。なお画像はインサイトが撮影した生画像(raw image)で色補正が行われていないため、人間が肉眼で見た場合とは色合いが異なってます。

インサイトは、2018年11月に火星のエリシウム平原に着陸しました。主に火星の内部構造を調べるための着陸機で、数多くの地震を検出するなどの成果を上げています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Mars InSight Mission