火星ヘリコプターの飛行試験に向けた準備が進行中

4月8日以降に飛行試験を行うと先日発表された、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスに搭載された火星ヘリコプター「インジェニュイティ(Ingenuity)」。現在は飛行試験に向けて、インジェニュイティを地表に下ろすための作業が進められています。

インジェニュイティは、折りたたまれた状態でパーサヴィアランスの車体下部に取り付けられています。画像は展開途中のインジェニュイティを、パーサヴィアランスのロボットーアーム先端に取り付けられた装置シャーロックのカメラ(ワトソン)で撮影したものです。NASAではヘリコプターの展開には約6火星日かかるとしています。

こちらはワトソンで撮影されたRAW画像をGIF動画にしたものです。インジェニュイティを展開して地表に下ろし、性能確認などを行ったのちに飛行試験が実施される予定です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Mars 2020 Mission Perseverance Rover