宇宙望遠鏡や地上の大望遠鏡がとらえたベテルギウス | アストロピクス

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宇宙望遠鏡や地上の大望遠鏡がとらえたベテルギウス

2019年末、ベテルギウスが暗くなっていることが話題になりました。これまでアストロピクスに掲載したベテルギウス関連の記事に、2020年1月12日現在でも少しずつアクセスがありますので、これまで掲載した4点の画像にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像を加え、まとめて掲載しました。【2020年2月15日、ESOのVLTで撮影された画像を1点追加しました】

ベテルギウスはオリオン座の1等星。シリウス、プロキオンとともに冬の大三角形を作る3つの星の1つでもあります。ベテルギウスは年老いてふくらんだ「赤色超巨星」と呼ばれる段階にあり、太陽の1000倍もの直径があります。仮に太陽の位置にベテルギウスを置くと、木星軌道に達するほどの大きさです。ベテルギウスは遠からず、超新星爆発を起こすのではないかとみられています。

なお、ハッブル宇宙望遠鏡の画像以外の5点について、詳しくはそれぞれのページをご覧ください。

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したベテルギウス。1996年にリリースされた画像です。Image Credit: Andrea Dupree (Harvard-Smithsonian CfA), Ronald Gilliland (STScI), NASA and ESA。掲載元→「HUBBLE SPACE TELESCOPE CAPTURES FIRST DIRECT IMAGE OF A STAR

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影されたベテルギウス。詳しくは→「ベテルギウスの最新画像 〜 減光の前後をESOのVLTで撮影」Image Credit: ESO/M. Montargès et al.

アルマ望遠鏡が撮影したベテルギウス。詳しくは→「超新星爆発寸前? アルマ望遠鏡がとらえたオリオン座の1等星ベテルギウス」Image Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO) /E. O’Gorman/P. Kervella

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影されたベテルギウスとそこから噴き出すガスのプルーム。詳しくは→「ベテルギウスから噴き出すガスの巨大プルーム」Image Credit: ESO/L. Calçada

ESOのVLTで撮影されたベテルギウス周辺の星雲。詳しくは→「ベテルギウスから放出された物質が作り出す巨大な星雲」Image Credit: ESO/P. Kervella

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)のハーシェル赤外線天文衛星がとらえた、移動するベテルギウスの進行方向に見られる弧状の構造。詳しくは→「秒速約30kmで移動するベテルギウスが作り出した弧状の構造」Image Credit: ESA/Herschel/PACS/L. Decin et al