シェル構造を持つ楕円銀河と近くにある渦巻銀河 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

シェル構造を持つ楕円銀河と近くにある渦巻銀河

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で、うお座の方向、約1億光年の距離にある銀河を撮影した画像です。

左上に楕円銀河NGC 474が映っています。楕円銀河というと、全体的にぼんやりしていて構造が見られないものが多いのですが、中にはシェル(殻)のような構造を持つものもあります。NGC 474にもシェル構造が見られます。明るい中心核のまわりに同心円状の構造が見られるほか、かすかな尾のような構造が外側まで伸びています。

NGC 474のそのような構造は、右下に映る渦巻銀河NGC 470の重力の影響によって形成された可能性があります。

2020年1月6日にリリースされた、ESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESO

https://www.eso.org/public/ireland/images/potw2001a/