ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた炎星雲のクローズアップ | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた炎星雲のクローズアップ

この画像は、「炎星雲(火炎星雲)」とも呼ばれる星形成領域NGC 2024をハッブル宇宙望遠鏡がとらえたものです。炎星雲はオリオン座の方向、約1400光年の距離にあり、馬頭星雲やオリオン星雲などを含むオリオン座分子雲の一部です。

この画像には、星雲中心部の暗い領域が映し出されています。塵によって見えていませんが、この暗い領域には星団が存在しています。

炎星雲の近くには、オリオン座の「三つ星」のうちの一つアルニタク(オリオン座ゼータ星)があります(上の画像には映っていません)。炎星雲は、アルニタクからの放射によって水素ガスが電離して輝いています。

Credits: NASA, ESA, and N. Da Rio (University of Virginia), ESO, DSS2, and D. De Martin; Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)
Credits: NASA, ESA, and N. Da Rio (University of Virginia), ESO, DSS2, and D. De Martin; Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

左下の画像は地上の望遠鏡で撮影されたものです。明るい星はアルニタクで、下の方で明るい星雲を背景に馬頭星雲が暗く見えています。

Main Image Credit: NASA, ESA, and N. Da Rio (University of Virginia); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA