棒渦巻銀河とレンズ状銀河のペア「Arp 140」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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棒渦巻銀河とレンズ状銀河のペア「Arp 140」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは「Arp 140」と呼ばれる、くじら座にある銀河のペアです。画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影しました。Arp 140では、左の棒渦巻銀河NGC 275と右のレンズ状銀河NGC 274が相互作用をしています。

棒渦巻銀河は、銀河の中央のバルジの部分に棒状の構造が見られます。棒状構造はこの画像では、NGC 275の中央で縦に白っぽく見えています。多くの棒渦巻銀河では、渦状腕は棒の端の部分かららせん状に伸びていきます。

レンズ状銀河は、楕円銀河と渦巻銀河の中間に分類されます。中央部のふくらんだバルジと銀河円盤はありますが、渦状腕は見られません。ガスや塵は多くはなく、主に古い星で構成されています。

画像は2024年1月24日にNASA(アメリカ航空宇宙局)が公開しました。

Image Credit: NASA/ESA/R. Foley (University of California - Santa Cruz)/Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA